2017_03_01_1

この時計は高校入学の時、親に買ってもらった時計です。
通学中はずっと身につけていましたが、手巻き式で毎朝ゼンマイを巻くのが面倒ということもあって卒業後はずっと仕舞いっぱなしでした。
一カ月前、ほんの気まぐれで何十年かぶりにゼンマイを巻き直し、再び使い始めました。

使い始めて2週間ほどはすぐに止まったり、時間が遅れたりしましたが、止まる度、遅れる度にリューズをグリグリ回して何とか使い続けました。
時計屋さんへオーバーホールを頼むことも考えましたが、そうすれば当然お金もかかるし、ちゃんと動かないなら諦めるつもりのダメ元でそのまま使う事にしました。

どうやら寒い場所に置いておくと止まってしまう様なので、一日中、寝ている間も常に身につけていました。
枕に腕を乗っけて耳を澄ますと聞こえる、時を刻む微かな音…高校生の時以来途絶えていた物が今、再び動いている。
嫌な思い出ばかりだった高校生活も今となっては懐かしく、そんな過ぎた日々を想いながら眠りにつくのも悪くないのです。

使い始めて一週間ほどで止まってしまう現象は無くなりましたが、一日に3~4分の遅れはまだありました。
更にそのまま使い続け、ここ一週間は正確に時を刻み続けていました。

おお!完全に調子を取り戻したぞ、よかったよかった。と喜んでいたのも束の間…
今日の朝、腕から外した際、床に落としてしまい、時計はピタリと止まってしまったのでした…
毎朝、寒くてもパンツ一枚で体重計に乗る事を習慣にしているので、時計もこの時だけは外すのですが、外していつもの様におざぶにポイ、のつもりが、今朝は運悪くコントロールが狂ってそのまま床に…

なんと馬鹿な事を…機械式の時計のデリケートさを壊してしまってから思い知らされました。
しかし、完全にストップという訳ではない。はずみ車って言うんですか?一番アクティブに動いてる歯車があるんですが、それが裏返しのこの状態だとちゃんと動くんですよ。でも逆さにしたり、横にすると止まってしまうという…

2017_03_01_2
腕時計として通常使う場合、当然これでは文字盤が見えない訳で、やはりどうしようもないですね。
当初はダメ元で使い始めたけれど、こうして完全回復した後だと、もうダメ元じゃなくなってしまいます。是非とも治したい。
「手巻き式 腕時計 修理」でググってみると修理費が凄いですね。凄く高い。まぁプロの職人さんに頼むわけだからその位とられるのは当然なんでしょうけど。

これと全く同じ型の時計もヤフオクなんかだと修理費の値段で買えてしまうんですよね。
しかし、この時計は自分と共に時を刻んだ時計であり、ヤフオクで買える時計は他の誰かの時を刻んでいた時計なので、当然同じものではないのです。
だからやっぱり修理に出そうと思います。そのうち。