crimsonking

記憶がハッキリしないんだけど、多分ボクがまだ小学校の低学年だったころの話です。
家族で何か旨い物をハラいっぱい食べようと、大阪の繁華街まで出かけた事がありました。
残念ながら、大阪での食事は期待した程おいしく無かったので正直ガッカリだったのですが。
入った店は「く○だ○れ」 何食ったかまでは覚えてません。
その道すがら、賑やかな大阪の繁華街を家族でぶらぶら歩いていると大きなレコードショップの前でワゴンセールをやっていました。
そのディスプレイにこの「クリムゾン・キングの宮殿」が掲げられていたのでした。
この強烈なレコードジャケットを弟と笑って見ていたのを覚えてます。多分、あれがこのレコードと最初のご対面だったんじゃないでしょうか。

…なんて事の無い話ですが、あまり家庭サービスとかない親だったのでそういう小さなイベントでも余計に強く記憶に残っているのでしょう。
このアルバムを聴く度、その時の光景が思い出されます。

実際に音を聴いたのは80年代も中頃、ポリスなんかが大売れしてた頃でした。
ロックの「名盤カタログ」みたいな物では必ずと言って良い程紹介される作品でもあるし、子供の頃見たジャケットの強烈な印象もあって「いつかこの耳で聴かなくては…」と思ってた。
聴いてみると、たしかに「名盤」と呼ぶに相応しい内容で、初聴きからえらい感動しましたよ。
ギターとドラムでガチャガチャやるのがロックだと考えてた頃、こんなシンフォニーなロックもあるのかと。というかスケールが大き過ぎて「これってロックなの?」と疑問に思った。

それに既視感というか(音の場合は“既聴感”?)デジャヴを凄く感じましたね。
どこかで聴いた音楽だなぁ〜という。漠然とそう思うものの、どこで聴いたか定かではない。
子供の頃、家族で大阪に食事に出かけた時の記憶と一緒になって不思議な、懐かしい感覚。

良く思うのですが、もしこのアルバムがこのジャケットで無かったなら、はたしてここまで現在の様な大きな評価を得られただろうかと。
内容は勿論素晴らしい事に変わりないんだけど、ジャケットの持つインパクトがビジュアルとしてだけでなく、音にもある種の影響を及ぼしているんじゃないかと思ったり。
そしてこれがジャケットとして選ばれた経緯など非常に興味ありますね。