普通は気にも留めない、あって当たり前だと思ってたもの。失ってみて始めてそのありがたみを実感できます。

たとえば「指紋」、誰の指先にも付いてる渦巻き模様。
そういえば、年配の方で本のページを開く時、指にツバ付ける人をよく見掛けますが、歳と供に薄くなったりするもんなんでしょうか?

私の場合は一時期、手の平一面に湿疹が出来て、その後遺症なのか、指紋が極端に薄くなってしまいました。
両手とも親指、人さし指の指紋が殆ど消えた状態です。

普通にあった時には指紋なんて何の為にあるんだか、その必要性が分らなかったけど、実はとーってもお役に立ってたんですね。
モノを摘んだり、引っぱったりするのにかなり重要なものだったんです。

指紋を失ってからというもの、本のページがうまく捲れない、紙の束から一枚だけ抜き取る事も至難のワザ、レコードのビニールカバーは片手で開けられないし、買物のレジ袋も当然、開けるのに苦労します。
ギターのピックは弾いてる途中でどっかに飛んで行っちゃうし、エトセトラ、エトセトラ、、

ホントに日常生活で広範囲にわたり不便な思いします。余りにも不便なので時々キレそうになるんですよ。
消えた指紋は元通りになるんだろうか?