「バッドボーイズ・ロック」なんてのはもう死語なのかな?
一時期盛り上がりましたね〜(自分だけ?)この手のバンドが大好きでした。昔はこういうのを「好き」と公言するのはかなり恥ずかしかったんですけどね。

なんか頭悪そうでしょ?このルックスに「ダイナマイト」だとか「ジェット」だとか、知性の欠片も見られないアルバムタイトル。しかし元々ロックなんていうものはお上品なモノに対するアンチテーゼであった訳で、こういうのを馬鹿にする人ってロック聴くには向かないと思うんですよね。

この「ドッグス・ダムール」の1stアルバム、ルックスとは裏腹に音の方は結構堅実というか、意外に真面目にやってます。基本はストーンズやフェイセズをルーツとするルーズなロックンロール。こういう音楽趣味がいかにも英国人らしいじゃないですか。中にはニューヨーク・ドールズみたいな曲もあるけど。

1stアルバムってことで勢いあります。深みよりも若さで勝負って感じ。爽快です!
好きなのはA-4「Last Bandit」コレかなりの名曲だと思います。「最後の盗賊」なんてタイトルもロマンチックだし、哀愁味があってグッとくる。負犬の美学って感じか?

これは勝手な憶測ですが、ジョニー・デップの「パイレーツ・オブ・カリビアン」ってバッドボーイズ・ロックの影響けっこう受けてると睨んでるんですが…違うかな?(笑)

THE DOGS D'AMOUR…SEX,DRUG,R&Rを地で行くロックバンドの鏡みたいな人達だ。

■SIDE-A:1.Debauchery 2.I Don't Want You To Go 3.How Come It Never Rains 4.Last Bandit 5.Medicine Man
■SIDE-B:1.Gonna Get It Right 2.Everything I Want 3.Heartbreak 4.Billy Two Rivers 5.Wait Until I'm Dead

US盤はグリーンのカラーレコード仕様。 オマケ画像→→(クリック!)