ブログライフも今やすっかりやる気ナッシングですが、忘れた頃にこっそり更新… 最近、珍しく仕事が立込んで忙しかったせいもあったんですけど。

「日本版ストーンズ」と言えばスライダーズと共に忘れちゃいけないこのバンド、RCサクセション!
ちょっと暴言ですが、やはりこのバンドは忌野清志郎氏の個性、魅力に依る所が大きいでしょう。
この人の反骨精神には昔から感心させらっぱなしなのです。本当に、根っからロックな人なんだなぁーと。
世に言う“良識ある大人”の道からは大きく逸脱した生き方だけど、どっかの腹黒いセンセイなんかよりず〜〜〜っと尊敬出来る!(笑)

賢い生き方とは言えないけど、長いものに巻かれる事を潔しとしない“ロック原理主義”的思考は自分の中にも確かにあるのだ。だからスゴく共感してしまうのです。まあ、自分の場合はかなりの妥協もあったりする訳ですが。
こういう生き方を通すにはかなりの覚悟が必要だろう事も想像に難しく無い。

68年頃から活動を続けるRCですが、70年代終わり頃までは全くダメでかなり悲惨な状態だったらしい。
このアルバムはその不遇時代から抜け出し、前の作品から4年振りにリリースされたオリジナル。
不遇時代の心境を歌ったと思われる曲も多く収録されていて、歌詞だけを追ってみると随分暗い印象だ。暗いと言うかシニカルだな。ブラックユーモアが効いてる。

好きなのはB-3

最終電車でこの町についた 背中丸めて帰り道
何も変わっちゃいない事に気がついて 坂の途中で立ち止まる
金が欲しくて働いて 眠るだけ

それからB-4

どっかのヤマ師がオレが死んでるって言ったってさ
よく言うぜあの野郎よく言うぜ あきれて物も言えない
ヤマ師が大手を振って歩いてる世の中さ
汗だくになってやるよりも死んでる方がまだマシだぜ
低能なヤマ師と信念を金で売っちまうおエラ方が
動かしてる世の中さ 良くなるわけがない
あきれて物も言えない

この歌詞に共感出来る人、聴いてみない?
A-2はシングル・ヒットもした名曲。

■SIDE-A:1.ダーリン・ミシン 2.トランジスタ・ラジオ 3.モーニング・コールをよろしく 4.たとえばこんなラヴソング 5.DDはCCライダー 6.Sweet Soul Music
■SIDE-B:1.ぼくはタオル 2.ミスターTVプロデューサー 3.いい事ばかりは ありゃしない 4.あきれて物も言えない 5.体操しようよ